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検索エンジンのしくみ~SEO対策をする上で知っておきたいこと

SEO対策

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、日本語で「検索エンジン最適化」といいます。自社サイトをGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索する人達の目に触れやすくするための活動です。もう少しわかりやすく言うと、ユーザーが特定のキーワードで検索した場合に、自社サイトが上位に表示されるようにすることです。

私たちは、日ごろ何気にググって調べたり、情報収集したりしていますが、仕組みがどうなっているかを気にする人はあまりいないと思います。しかし、SEO対策をする上では、検索エンジンがどのように検索結果を表示しているのか、最低限の仕組みを理解することは大切です。

 

検索エンジンについて

検索エンジンとは、インターネット上の情報を探すシステムで、有名なところではGoogle、Yahoo!、bingなどがあります。日本国内における検索エンジンのシェアは、GoogleがダントツNo.1で、78.76%シェアがあります。次にYahoo!が14.69%、3位がbingで5.96%です。

※2020年5月現在

参照元:Statcounter GlobalStats

SEO対策としては、検索エンジンシェアを考えるとGoogleとYahoo!の2つを抑えておけばいいのですが、実は、Yahoo!は2010年12月からGoogleの検索技術を使っています。両者がまったく同じ検索結果なのかといえば若干違う場合もありますが、大きく違いはありません。ですから、SEOは、Google検索エンジン最適化といってもいいでしょう。

 

検索エンジンのしくみ

検索エンジンは、大きく3つの機能でできています。その3つは、「クロール」、「インデックス」、「アルゴリズム」です。1つずつ説明します。

 

クロールとは

まず、クロールです。クロールとは、Web上にある情報を取得することをいいます。水泳のクロールみたいにWeb上を泳いでいるイメージでしょうか。クロールは日本語で「這う」という意味です。Webページのリンクを次々とたどって情報を収集します。

では、クロールしているのは何かというとロボットで、クローラーと呼ばれています。一番有名なクローラーは、Googleの「Googlebot」です。Googleは、Googlebot以外にも、画像検索には「Googlebot-Image」、モバイル検索には「Googlebot-Mobile」など、様々な用途に合わせてクローラーを開発しています。

 

インデックスとは

インデックスとは、日本語で「索引」、「見出し」という意味です。クローラーは、取得した情報を検索エンジンのデータベースベースに格納します。この状態を「インデックスされたと」いいます。どんな素晴らしいWebページでもインデックスされないと、残念ながら検索結果には表示されません。

よくあるパターンが、公開したばかりのホームページです。先日、お客様のホームページを公開した時の話です。公開した旨をお客様にお伝えしたところ、すぐ連絡があり、「作ってもらったホームページが見れない」とのこと。一瞬何のことかわかりませんでしたが、よく話をお聞きすると、「自社名で検索しても全く検索結果に表示がない」ということでした。これはクローラーが、新しく作ったホームページをまだインデックスしていないからです。

できるだけ早くクローラーにインデックスしてもらうために、Google Search Console と呼ばれるツールを使ってホームページの情報を伝えるようにしましょう。

 

アルゴリズムとは

3つ目のアルゴリズムについてです。アルゴリズムとは、コンピューターで計算を行うための計算方法です。手順やルールを定めたものです。SEOのアルゴリズムとは、検索結果の順位を決めるためのルールを指します。

あなたが、何かキーワードを入力して検索すると、検索エンジンアルゴリズムが、あなたにとって有益な情報だろうと判断した順番で、検索結果を表示します。SEO対策で、しばしばGoogleアルゴリズムという言葉が出ますが、この検索エンジンアルゴリズムを指します。

Googleは、如何にユーザーの役に立つ検索結果を表示するかを追求しています。なぜなら、ユーザーの検索目的に合っていない検索結果ばかりが上位に表示されると、Googleの検索エンジンがユーザーから信頼されなくなるからです。

Googleは、日々このアルゴリズムを更新しています。そして、年に3~4回コアアルゴリズムアップデートと呼ばれる大きなアップデートがあります。コアアルゴリズムアップデートが行われると、検索順位が大きく変わることがあります。そのため、Googleアルゴリズムのアップデート情報は、常に把握し対応が必要です。

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